マッスルショールズ 登場楽曲リスト

Land of a Thousand Dances
アーティスト:
Wilson Pickett
発表年:
1966
最高位 R&B:
1
最高位 POP:
6
曲目メモ:
「In The Midnight Hour」「634-5789(Soulsville,U.S.A)」「Funky Broadway」「Don't Knock My Love- Pt.1」とともにミスター・エキサイトマンの5大ヒットのひとつ。オリジナルは「I LikeIt Like That,Part 1」のヒットで知られるニューオーリンズ出身のクリス・ケナー(1962)。我が国ではウォーカー・ブラザースで大ヒット。
備考:
邦題は「ダンス天国」
Slip Away
アーティスト:
Clarence Carter
発表年:
1968
最高位 R&B:
2
最高位 POP:
6
曲目メモ:
C・カーターの最初の大ヒット。元々「Funky Fever」のB面としてリリースされたが、「Funky~」がチャート・インした1カ月ちょっと後にこのナンバーがブレイク、AB面逆転した形として注目を集めた。サザン・ソウルの名作としてR&B史に刻まれている。ゴールド・シングルを獲得。
Steal Away
アーティスト:
Jimmy Hughes
発表年:
1964
最高位 R&B:
*
最高位 POP:
17
曲目メモ:
"P・スレッジの従兄弟でもあるJ・ヒューズのファースト・ヒット(63年にJamie、Guydenで各1枚のシングルをリリースしたがヒットに至らなかった)。フェイムにとっても最初の成功作。その後「Neighbor, Neighbor」「Why Not Tonight」のR&B/POP のトップ10チューンを放っている。"
Somebody Loan Me A Dime
アーティスト:
Boz Scaggs
発表年:
1969
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
"P・スレッジの従兄弟でもあるJ・ヒューズのファースト・ヒット(63年にJamie、Guydenで各1枚のシングルをリリースしたがヒットに至らなかった)。フェイムにとっても最初の成功作。その後「Neighbor, Neighbor」「Why Not Tonight」のR&B/POP のトップ10チューンを放っている。"
You Better Move On
アーティスト:
Arthur Alexander
発表年:
1962
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
24
曲目メモ:
A・アレキサンダーは1960年「Sally Sue Brown」をリリースしたが話題にならず、62年にこのナンバーで注目された。ローリング・ストーンズがカバーしたことはよく知られる、また彼の62年のヒット 「Annna(Go To Him)」をビートルズがカバー(彼らはその他にも彼の作品を録音)、多くのアーティストがアレキサンダー作品を取り上げている。
You Better Move On
アーティスト:
The Rolling Stones
発表年:
1964
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
1964年リリースのストーンズ、最初のUK/EP(33回転7インチ・レコード)に収録。本作の映像は64年2月8日放映されたUK/TV『TheArthur Haynes Show』から。RSと同時期にデビューしたイギリスのホリ―ズもカバー。このナンバーこそ取り上げなかったが、彼らの68年のサンケイホール公演は素晴らしかった。
Two In The Morning
アーティスト:
Spooner's Crowd
発表年:
1966
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
スプ―ナ―・オールダムがあだな名義で「I'LL Be YourBaby」をB面にしてカデット・レコードからリリースしたインストゥルメンタル・ナンバー。本映画作品をこれからご覧になる方、ご覧になった方、皆さんに絶対的にじっくりと聴いて欲しいCDボックス『フェイム・スタジオ・ストーリー 1961~1973』(P-VINERECORDS)に収録されている。
I'll Take You There
アーティスト:
The Staple Singers
発表年:
1972
最高位 R&B:
1
最高位 POP:
1
曲目メモ:
ゴールド・シングルを獲得したP・スレッジの大ヒット、R&Bチャート4週、ポップ・チャ-ト2週ナンバー・ワンを記録。ソウル・バラードの名作としてスタンダード化している。66年このナンバーに続いての「Warm And Tender Love」「It Tears Me Up」の3連続バラード・ヒットは実に印象深いものがあった。
When A Man Loves A Woman
アーティスト:
Percy Sledge
発表年:
1966
最高位 R&B:
1
最高位 POP:
1
曲目メモ:
ゴールド・シングルを獲得したP・スレッジの大ヒット、R&Bチャート4週、ポップ・チャ-ト2週ナンバー・ワンを記録。ソウル・バラードの名作としてスタンダード化している。66年このナンバーに続いての「Warm And Tender Love」「It Tears Me Up」の3連続バラード・ヒットは実に印象深いものがあった。
備考:
邦題は「男が女を愛する時」
Snatching It Back
アーティスト:
Clarence George Carter and George Henry Jackson
発表年:
1969
最高位 R&B:
4
最高位 POP:
31
曲目メモ:
C・カーターのフェイム・レコード8枚目のシングル、B面は「MakingLove」、ミディアップ・アップなソウルフル・ファンキー・チューンだ。数多くの名作を残しているソングライター、そしてソロとしてもレコード・リリースしているほかオヴェ―ションズのメンバーとしても活躍したG・ジャクソンがここではアーティスト・クレジットされている、コーラスを担当。カーター/ジャクソンの共作。
Funky Broadway
アーティスト:
Wilson Pickett
発表年:
1967
最高位 R&B:
1
最高位 POP:
8
曲目メモ:
50近いR&Bチャート・イン・ナンバーを放ったW・ピケットは1950年代後半から60年代前半に活躍したヴォーカル・グループ、「You're So Fine」「I Found A Love」のヒットで知られるファルコンズに在籍(「Knock On Wood」のエディ・フロイドもこのグループの出身)。そんな彼の代表作。ストーンズがリスペクトするアーティストしても知られる。
Mustang Sally
アーティスト:
Wilson Pickett
発表年:
1966
最高位 R&B:
6
最高位 POP:
23
曲目メモ:
1996年末から67年初頭にかけてのヒット作。バックステージでのこともいろいろと思い出す74年初来日の模様を収めた2枚組LP『Live In Japan』にも収録された。オリジナルは63年に解散したファルコンズ出身のサー・マック・ライス、65年R&Bチャート13位を記録、ここ数10年、シカゴ・ブルース・シーンではスタンダード化している。
One Step Ahead
アーティスト:
Aretha Franklin
発表年:
1965
最高位 R&B:
18
最高位 POP:
108
曲目メモ:
ゴスペル出身のA・フランクリンは1960年代初頭から中期まではコロムビア・レコードに所属してポピュラー・ソング歌手として活動していた。コロムビアではアトランティック・レコード契約後も含めて20以上のポップ・チャート・イン・ナンバーを放っているが、これもその時代の注目作品のひとつ。
I Never Loved A Man (The Way I Love You)
アーティスト:
Aretha Franklin
発表年:
1967
最高位 R&B:
1
最高位 POP:
9
曲目メモ:
A・フランクリンのR&B転向第1弾、R&Bチャート7週1位に輝いた、もちろんゴールド・シングル。アトランティック・レコード3枚目のシングルでR&Bチャート1位を記録した「Baby I Love You」と同じくロニ―・シャロンの作詞作曲。B面「Do Right Woman,Do Right Man/恋のおしえ」もR&Bチャート・イン、37位を記録。
備考
邦題「貴方だけを愛して」
Respect
アーティスト:
Aretha Franklin
発表年:
1967
最高位 R&B:
1
最高位 POP:
1
曲目メモ:
A・フランクリンの100近いR&Bチャート・イン・ナンバーの中で最大のヒット作、R&Bチャート8週、ポップ・チャート2週ナンバー・ワンに輝いた。ゴールド・シングル獲得。オリジナルは飛行機事故のため若くしてこの世を去ったキング・オブ・ソウル、オーティス・レディング、65年にR&Bチャート4位までランク・アップした。
Tell Mama
アーティスト:
Etta James
発表年:
1967
最高位 R&B:
10
最高位 POP:
23
曲目メモ:
1950年代から70年代にかけて数多くのヒットを放ったE・ジェームス、キース・リチャ―ズの大好きな女性歌手のひとりで何度も共演したことがある。彼女の代表作で67年末から68年初頭にヒット。当時、新宿のディスコティック”the other”でヘヴィー・ローテ―ション。このナンバーの共作者のひとりでもあるC・カーターのオリジナル、元々のタイトルは「Tell Daddy」(67年、R&Bチャート35位)。
St. Louis Blues
アーティスト:
Dr. Eric Kirkman
発表年:
-
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
W.C.ハンディ(ウィリアム・クリストファー・ハンディ)が1914年に楽譜出版した作品。第一次世界大戦時に米軍部隊楽団に好んで取り上げられ多くの人々に浸透していった。ポップ・チャートではプリンスズ・オーケストラ(16)、アル・バーナード(19)、マリオン・ハリス(20)、オリジナル・ディキシ―ランド・ジャズ・バンド(21)、W.C.ハンディーズ・オーケストラ(23)、ベッシ―・スミス(25)、ルイ・アームストロング(30)、ランディ・ヴァレ&ヒズ・コネッチカット・ヤンキース(30)、キャブ・キャロウェイ(30&43)、ミルス・ブラザース(32)、ボスウェル・シスターズ(35)、ベニ―・グッドマン・オーケストラ(36)、ガイ・ロンバート&ザ・ロイヤル・カナディアンズ(39)、ビリー・エクスタイン(53、彼のヴァージョンにはストーンズ・ファンに馴染み深いカイ・ウィンディングも参加している)カズンズ(60、ベルギーのジャズ・カルテット)がランク・インした。エリック・カークマンはアラバマ州のシェフィールド・シティ・スクールス、ノースウエスト・ショールズ・コミュニティー・カレッジの音楽教師。シェフィールで開催されている≪WC.ハンディ・ミュージック・フェスティバル≫の舞台監督を務め自らもステージで演奏している。
I'd Rather Go Blind
アーティスト:
Etta James
発表年:
1967
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
シングル「Tell Mama」のB面ソングながら素晴らしい出来映えのソウルフル・バラード、そんな名作だけにクラレンス・カーター、ココ・テーラー、クリスティ・パーフェクト(マクヴィー)、ロッド・スチュワート、スペンサー・ウィギンス等の大注目ヴァージョンほか、多くのアーティストが取り上げている。
I Ain't Easy To Love
アーティスト:
Candi Staton
発表年:
2014
最高位 R&B:
最高位 POP:
曲目メモ:
本作でニュー・レコーディング・シーンで登場。C・ステイトンは 最近TV『The Late Show with David Letterman』に出演した際など はこのナンバーを歌っている。2014年5月リリース予定の彼女のニュ ー・アルバム『Life Happens』のオープニング・ソング。尚、彼女 は一時C・カーターと結婚していた。
The Weight
アーティスト:
King Curtis
発表年:
1969
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
「Soul Twist」「Memphis Soul Stew」の名作で知られるサックス奏者、ビートルズ・ファンにもお馴染みキング・カーティスの1969年アルバム『Instant Groove』に収録。ギターはデュアン・オールマン。オリジナルはボブ・ディランやロニ―・ホ―キンスとの交流でも知られるダウン・トゥ・アースなサウンドを得意としたザ・バンド。メンバーのロビー・ロバートソンの作品で、68年リリースのグループのファースト・アルバム『Music From Big Pink』に収録、同時にシングル・カットされポップ・チャート63位を記録。映画『イージー・ライダー』にも使用された。68年にジャッキー・デシャノン、69年にA・フランクリン、スプリームス&テンプテーションズでチャート・イン。多くのアーティストがカバーしているが、なかでもステープル・シンガーズや昨年秋にリリースされたガース・ブルックスのヴァージョンに大拍手。
Statesboro Blues
アーティスト:
Taj Mahal
発表年:
1968
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
第二次世界大戦前の時代のジョージア・ブルースを代表するブラインド・ウィリー・マクテルは1927年からレコーディングを開始したが、この作品は初期の28年10月にアトランタで録音された。ストーンズ・ファンには馴染み深いタジ・マハ―ルが68年リリースのデビュー・アルバム『Taj Mahal』に収録した。
Hey Jude
アーティスト:
Wilson Pickett
発表年:
1969
最高位 R&B:
13
最高位 POP:
23
曲目メモ:
ビートルズの1968年大ベスト・セラー、USチャート9週、UKチャート2週ナンバー・ワン・ソンに輝いた。これを機にW・ピケットはその後ステッペン・ウルフ、リーヴス、アーチーズ、スリー・ドッグ・ナイト、キャプテン&テニ―ルらのヒットをカバーしてチャート・インさせている。
Statesboro Blues
アーティスト:
The Allman Brothers Band
発表年:
1971
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
1971年リリースのオールマン・ブラザース・バンドのサード・アルバム『At Fillmore East』(2枚組LP)は、同年3月12日、13日にニューヨークの“Filmore East”でのライヴ・レコーディング。A面のトップを飾ったのがこのナンバー。彼らはプラチナ・アルバムを獲得したこの実況録音盤で多くのファンの注目を集めた。
You Reap What You Sow
アーティスト:
Otis Rush
発表年:
1969
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
1950年代中期「I Can't Quit You Baby」(レッド・ツェッペリンがカバーしたことはよく知られている)を大ヒットさせて以来シカゴ・ブルース・シーンで着実に活躍しているO・ラッシュの1969年リリースのマッスル・ショールズ録音アルバム『Mourning In TheMorning 』収録ナンバー。本作プロデュースのマイケル・ブルームフィールド、ニック・グレイヴナイツ、それにポール・バターフィールドの共作。最近アメリカのファッションTV番組「ProjectRunway」の番宣で使用された。O・ラッシュは75年以来何度も来日公演を実現、夫人は日本人のマサキさん。
You Gotta Move
アーティスト:
The Rolling Stones
発表年:
1971
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
古くから歌われている黒人霊歌、原題は「You Got A Move」。その後、1954年にブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマが発表。65年にはブルースマンのフレッド・マクダウェルが録音した。そして、ストーンズがアルバム『Sticky Fingers』に収録したのだ。近年になってエアロスミスもカバーしている。
Wild Horses
アーティスト:
The Rolling Stones
発表年:
1971
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
28
曲目メモ:
アルバム『Sticky Fingers』に収録されたキース・ソング。以前のキース・インタビューでもマッスル・ショールズ・サウンド・スタ ジオのトイレで完成させたと語っている。『Sticky~』からのUSセカンド・シングル・チューンとしてもリリース。50年代中期から活動していたロック/R&Bファンには馴染み深いジム・ディッキンソンがタック・ピアノを担当している。
Brown Sugar
アーティスト:
The Rolling Stones
発表年:
1971
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
1
曲目メモ:
アルバム『Sticky Fingers』のフィーチャリング・ナンバー、同アルバムからのファースト・シングル、世界中で大ヒットし今やストーンズ・スタンダードとして多くの音楽ファンにお馴染み。2014年2~3月の日本3公演でも毎回セットリストに加えられた。
Grits And Gravy
アーティスト:
The Fame Gang
発表年:
1969
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
1969年にフェイム・レコードから「Soul Feud」のB面としてリリースされたナンバー。ソングライター・クレジットは<JesseBoyce/Freeman Brown/Mickey Buckins/Harrison Calloway/RonaldEades/Clayton Ivey/Albert Lowe/Aaron Varnell>、ということでザ・フェイム・ギャングの共作。彼らについては本映画作品をこれからご覧になる方、ご覧になった方、皆さんに絶対的にじっくりと読んでいただきたい世界に誇る黒人音楽研究家、鈴木啓志さん著の『ゴースト・ミュージシャン~ソウル黄金時代、アメリカ南部の真実』(DU BOOKS)に詳しい。
I'd Rather Be An Old Man's Sweetheart
(Than A Young Man's Fool)
アーティスト:
Candi Staton
発表年:
1969
最高位 R&B:
9
最高位 POP:
46
曲目メモ:
「Sweet Feeling」「Stand By Your Man」(タミー・ワイネットのオリジナルによるカントリー・ソング)「He Called Me Bay」等のヒットで知られるC・ステイトンのサード・シングル、そしてファースト・ヒット。2012年初来日公演でもセットリストに加えられていた。そして初来日といえば彼女のR&Bチャート1位に輝いた「YoungHearts Run Free」('76)も同ステージで披露された。
Free Bird
アーティスト:
Lynyrd Skynyrd
発表年:
1973
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
19
曲目メモ:
1973年リリースのレーナ―ド・スキナ―ドのファースト・アルバム『Lynyrd Skynyrs(Pronounced Leh-Nerd Skin-Nerd)』に収録された9分以上のロング・ヴァージョン・ナンバー。アルバムは同チャート27位を記録し、プラチナ・アルバムを獲得(200万枚以上のセールス)。「Sweet Home Alabama」の後に少し遅れてシングル・カットされ74年末から75年初頭にかけてポップ・チャートにランク・イン。76年リリースの300万枚以上を売り上げたプラチナ・アルバム、ライヴ・レコーディングの『One More From The Road』にも収録され、そのライヴ・ヴァージョンもシングル・カットされ76年末から77年前半にかけてポップ・チャート・イン、最高位38位を記録した。デュアン・オールマンへのトリビュート・ソング。
Patches
アーティスト:
Clarence Carter
発表年:
1970
最高位 R&B:
2
最高位 POP:
4
曲目メモ:
「Slip Away」「Too Weak To Fight」とともに多くのファンに知られるC・カーター3大ヒットのひとつ。第13回グラミー賞≪BestRhythm & Blues Song≫を受賞している。ロナルド・ダンバーとジェネラル・ジョンソンの共作。G・ジョンソンは10代前から音楽活動を始め、70年代に「Give Me Just A Little More Time」「Pay To The Piper」ほかをヒットさせたチェアメン・オブ・ザ・ボードの中心メンバーとして脚光を浴びた。COBもこのナンバーをレコーディグしている、また81年にはジェリー・リードでカントリー・ヒット(同チャート30位)。
Sitting In Limbo
アーティスト:
Jimmy Cliff
発表年:
1971
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
キース・リチャ―ズのリスペクトするジャマイカ出身のジミー・クリフは1960年代後半からアメリカでも注目を集める。1971年のマッスル・ショールズ・レコーディング・アルバム『Another Cycle』に収録、その後ジミーの代表作のひとつになっている。ジャマイカやイギリスではシングル・リリースされた。彼も出演している72年の映画『The Harder They Come』に登場、もちろんサウンドトラックにも収録された。
(Sometimes I Feel So) Uninspired
アーティスト:
Traffic
発表年:
1973
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
1960年代後半から70年代にかけて活躍したイギリスのロック・バンド、トラフィックの1973年リリースのアルバム『Shoot Out At The Fantasy Factory』に収録。アルバム・チャート6位までランク・アップしゴールド・アルバムを獲得したこの作品集は長尺ヴァージョン5曲が収められているが、このナンバーも7分以上。リズム・セクションをマッスル・ショールズで録った。スティーヴ・ウィンウッド&ジム・キャパルディの共作。
Mainstreet
アーティスト:
Bob Seger
発表年:
1976
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
24
曲目メモ:
1976年リリースでプラチナ・アルバムを獲得したボブ・シーガ―&ザ・シルヴァー・ブレット・バンドの『Night Moves』(500万枚以上を売り上げた)に収録され、同作品集からのセカンド・シングル。このナンバーなどアルバム8曲中半分をマッスル・ショールズでレコーディング。
Kodachrome
アーティスト:
Paul Simon
発表年:
1973
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
2
曲目メモ:
1973年リリースのポール(『The Paul Simon Song Book』を含めて)3作目のソロ・アルバム『There Goes Rhymin’ Simon』、アルバム・チャート2位までランク・アップしてプラチナ・アルバムを獲得した。このナンバーは同作品集のオープニング・チューン、そしてファースト・シングル。アルバムはマッスル・ショールズのほかニューヨーク、ジャクソン(ミシシッピー州)、ロンドンでレコーディング。
備考:
邦題は「僕のコダクローム」
Pressing On
アーティスト:
Alicia Keys
発表年:
2013
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
-
曲目メモ:
我が国で2014年も素晴らしいライヴを披露したボブ・ディランがマッスル・ショールズで1980年にレコーディングしたスピリチュアル・アルバム『Saved』に収録したナンバー。21世紀音楽界におけるR&B女王、アリシア・キ―ズがディラン・ヴァージョンでもキーボードを担当したスプ―ナ―・オールダム他をバックにフェイム・スタジオで本作のためにレコーディング。サウンドトラック・アルバム『Muscle Shoals』に収められた。
Sweet Home Alabama
アーティスト:
Lynyrd Skynyrd
発表年:
1974
最高位 R&B:
-
最高位 POP:
8
曲目メモ:
ロック・スタンダードとして多くの人々に浸透した名作。ニール・ヤングの「Alabama」「Southern Man」へ対する答でもある(アンサー・ソング)。1974年リリースのセカンド・アルバム『Second Helping』は前作以上の注目を集めアルバム・チャート12位を記録し、プラチナ・アルバムを獲得、200万枚以上売り上げた。その2作目からのシングル・カット、彼らの唯一のトップ10ソングでもある。

◇ BB誌R&Bチャート、1963年11月5週目から65年1月4週目まで休載。
この時期のチャート·イン·ナンバーはポップ·チャートのみのランキングを記す。*印表記。
◇ ●=現時点では未発表作品のためチャート記録なし。

2014・4/編纂:越谷政義 Compiled by Mike Koshitani

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  • ■R&B

    ゴスペル・ミュージックとブルーズを母体として1940 年代にアメリカで誕生した黒人大衆音楽。米音楽業界誌、Billboard ではこのジャンルのチャートを42年からスタートしているが、最初は“Harlem HitParade”と表記、その後“Race Records”とした。50年代にアトランティック・レコードに入社しその後、敏腕プロデューサーとして活躍することになるジェリー・ウェクスラ―がBillboard 勤務時代の40年代末に“R&B”(リズム・アンド・ブルーズ/アール・アンド・ビー)という名称を提唱し同誌では49年6月から“Most-Played Juke Box Rhythm &Blues Records”“Best Selling Retail Rhythm & Blues Records”というチャートが登場した。50年代から60年代にかけてこのR&Bという用語はポピュラーになる。60年代末から70年代にかけてソウル・ミュージックという表現も使われるようににった。80年代にはブラック・ミュージックとも呼ばれたが、ここ20年来は再びR&Bという表現が復活、日本人アーティストにもこの表現が使われたりしている。

  • ■スタックスレコード

    1957年テネシー州メンフィスで設立されたレコード会社、創始者はジム・スチュワートとエステル・アクストン、最初はサテライト・レコードといったが60年代初頭スタックスに変名、傘下にヴォルト(Volt)というレーベルをおいた。60年代にアトランティック・レコードと配給契約、ル―ファス・トーマス、カ―ラ・トーマス、ブッカ―・T&ザ・MG’s、オーティス・レディング、エディ・フロイド、ウィリアム・ベルらによって黄金期を築きあげる。彼らの生み出すヒット作はメンフィス・ソウルと呼ばれ世界中で注目を集めた。75年に活動を停止したが、21世紀になってコンコード・レコードによってレーベル復活。60年代末に取り壊されたスタジオが今世紀になって再現され、現在ではスタックス博物館としてオープンしている。来日する毎にMG’s のスティーヴ・クロッパ―にスタックス・サウンド物語をお願いしているが・・・。推薦書:「スタックス・レコード物語/ロブ・ボウマン」(シンコーミュージック・エンタテインメント)

  • ■チェス・レコード

    ポーランドからシカゴに移住したレナード&フィルのチェス兄弟が設立したレコード会社。1950年代のロックンロール誕生期から60年代にかけてブルーズ/R&B発展に大きく貢献した。47年にアリストクラット・レコードの経営に加わったチェス兄弟はその後レーベル権を獲得、50年にチェス・レコードとして本格的にスタートさせた。マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、リトル・ウォーターといったブルーズメンをはじめ50年代中期からはチャック・ベリーやボ・ディドリーといったロックンロール派のミュージシャンも獲得。そのチェス・サウンドはイギリスの若者に支持され、60年代に入ってから続々と登場したブリテッシュ・グループの音楽的ルーツとなった。ローリング・ストーンズは憧れのチェス・スタジオでレコーディング、その住所をタイトルにした「南ミシガン通り2120」という作品も発表している(レナードの息子マーシャルはRSレコードの社長を務めた)。事実上のレーベル活動は70年代中期まで、その後はカタログ・レーベル。チェス・スタジオはシカゴ市が歴史建造物に指定され、90年代に入ってからハウリン・ウルフ未亡人が買い取り、ブルース・ヘヴン・ファウンデーションとなっている。21世紀に入って同レコードを題材とした映画「キャデラック・レコード」が世界的大ヒットとなった。推薦書:「Story of Chess Records/John Collins(Bloomsbury Publishing PLC)

  • ■サザン・ロック

    アメリカ南部のブルージーでカントリー・フレーヴァ―をミックスさせたダウン・トゥ・アースなロック・サウンド。1960年代末から徐々にシーンに登場し、70年代に入るとロック界のメインストリームのひとつにもなっていく。ロックの基本スタイルともいえる、時代に関係なくローリング・ストーンズはこの姿勢をしっかり固守しながら世界最強ロックンロール・バンドとして君臨している。ザ・バンド,クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルらに始まり、その後はオールマン・ブラザース・バンド、レーナ―ド・スキナ―ド、アトランタ・リズム・セクション、マーシャル・タッカ―・バンド、38スペシャルほか多くのグループが登場し、80年代以降もジョージア・サテライツ(ストーンズの崇拝者)、ブラック・クロウズら多くのミュージシャンにサザン・ロックなスタイルは伝承されている。尚。本作にも登場するダン・ペンはじめ、デラニ―&ボニ―、ジェシー・デイヴィス、マーク・ベノ、レオン・ラッセル、トニー・ジョー・ホワイトらの音楽はスワンプ・ロックと呼ばれサザン・ロックとは一線を画す。推薦書:「Southern Rockers: The Roots and Legacy of Southern Rock Paperback/Marley Brant」(Billboard Books)

  • マージー・サウンド(ビート)

    Mersey Sound 1960年代初頭、ビートルズを筆頭に英国リヴァプールから多くのグループが輩出したが、その中で港町リヴァプールからデビューしたB4ほかのグループの新しいサウンドの呼称。イギリス北西部を流れるマージー川の河口の街がリヴァプール。64年末から65年初頭にかけて同地出身のジェリーとペースメーカーズが「マージー河のフェリーボート(Ferry Cross The Mersey)」をヒットさせた。当時、日本ほかの国々では、イギリス出身のビート・グループに対してリヴァプール・サウンドと呼ぶこともあった。ロンドン出身のグループながらローリング・ストーンズの64年12月に発売された我が国でのデビュー・アルバムのタイトルは『これがリヴァプール・サウンドの決定盤!!/ザ・ローリング・ストーンズ』だった。

  • ■スクウェア・ダンス

    そのルーツはイギリスほかヨーロッパ、17世紀初頭に北米大陸にやってきた人々が独自の踊りを生み出し、フォーク・ダンスとしてそのスタイルが西部開拓時代に広まった。20世紀に入ってスクウェア・ダンスはブルーグラスやカントリー・ミュージックで踊られていたが、現在はポップ・ミュージックも使われている。男女4人ずつ踊るのが基本。現在はモダン・スクウェアと呼ばれ、我が国にも愛好家は多い。

  • ■ブルーズ

    ジャズやロックンロール/ロックのルーツとなった音楽。19 世紀中期から後半にかけてアメリカ南部の黒人社会でゴスペルとワーク・ソングをルーツとして発展、20世紀に入ってアコースティック・ギターを弾きながら歌うデルタ・ブルーズがポピュラーなり、カントリー・ブルーズと表された。戦後、大都市の工業化で黒人たちがブルーズを持って各地に移動、エレキを導入するなどバンド形式のアーバン・ブルースへと発展、そのメッカとなったのがシカゴ。1960年代に入って白人のロック・ミュージシャンがブルーズを積極的に取り上げるようにもなった。ブルーズ・プロジェクト、ブルーズ・イメージ、ブルーズ・マグ―ス、ブルーズ・トラヴェラ―といったグループも活躍、そして映画『ブルーズ・ブラザーズ』も誕生した。推薦書:「ブルース世界地図/鈴木啓志」(晶文社)

  • ■キャピトル・レコード

    ポール・マッカートニ―もリスペクトするソングライターのジョニー・マーサは数多くの名作を残した。そんな彼が1942 年にバディ・G.デシルバ、グレン・ウォリックスとともに設立。ポピュラー・ミュージックのメジャー・レーベルとして40年代から50年代にかけてナット・キング・コール、フランク・シナトラらのスターを抱え急成長。ステレオ・レコーディングなどオーディ部門でも注目を集める。その後もジャズ、ロック・・・幅広いジャンルの音楽を提供している。ハリウッドに位置するレコード盤&レコード針を形取った本社ビルはキャピトル・タワーとして観光スポットにもなっている。

  • ■リズム・セクション

    R&B、ロック、ジャズなどのバンド形態で楽曲のリズムやビートを担うドラム(ドラマ―)とベース(ベーシスト)を指す。

  • ■アトランティック・レコード

    1947年にニューヨークでアーメット・アーティガンが設立。最初はジャズ・レーベルとして出発したが、50年代に入ってドリフタ―ズ、レイ・チャールズ、ラヴァ―ン・ベイカ―、ルース・ブラウン、ドリフタ―ズ、ムーングロウズ、コースターズほかのアーティストが次々にヒットを放ち、R&B フィールドで大成功を収める。60年代に入ってソロモン・バーク、ウィルソン・ピケット、アレサ・フランクリン・・・R&Bでますます台頭、スタックス・レコードを配給した時期もあった。一方で60年代中期からロック部門にも力を入れ、本国のみならずイギリスのレッド・ツェッペリンも大きくブレイクさせた。ローリング・ストーンズ・レコード配給権を持ったこともある。ビジネスを離れてもアーメットとストーンズは素晴らしい関係を保っていた。93年2月ニューヨーク/ウエブスター・ホールでのミック・ジャガー・ライヴの関係者席で会ったことがあるが、いかにも業界のVIP というカリスマを感じさせた。ビッグ・レーベルとなり60週年を迎えようとしていた直前の2006年10月29日ニューヨーク/ビーコン・シアターでのストーンズ・コンサートに列席、バック・ステージで転倒しすぐに病院に運ばれたが、入院してからは昏睡状態が続き、12月14日永眠、亨年83。推薦書:「アトランティック・レコード物語/ドロシー・ウェイド&ジャスティン・ピカーディー」(早川書房)「アトランティック・レコードを創った男アーメット・アーティガン伝/ロバート・グリーンf-ルド」(スペースシャワーネットワーク)

  • ■サン・レコード

    サム・フィリップスによってテネシー州メンフィスに1950年1月にメンフィス・レコーディング・サービスというスタジオがオープン。サムは52年3月に同所でサン・レコードをスタートさせた(スタジオはその後サン・スタジオとしてお馴染みになる)。ロカビリー、ロックンロール、R&B、ブルーズ等のレコードを発表、そして多くの同系アーティストがスタジオでレコーディングした。54年7月、エルヴィス・プレスリーが「That’s All Right」でデビュー。その後世界的スーパースターとなるザ・キングの出発点として大きな注目を集める。カール・パーキンス、ロイ・オ―ビソン、ジョニー・キャッシュといった伝説のアーティストたちの原点もこのレーベル。サム・フィリップはロックンロール誕生/発展に大きく貢献した。70年代以降は休止状態だったが、80年代後半にゲーリー・ハーディによってオフィス&スタジオの建物がサン・スタジオとしてリニューアル・オープン、日本人アーティストも含めて多くのエルヴィス崇拝者がレコーディングを行っている。観光スポットしても馴染み深い。推薦書:「Good Rockin´ Tonight: Sun Records and the Birth of Rock ´N´ Roll/Colin Escott with Martin Hawkins」(St. Martin´s Griffin)

  • ■カントリー・ソング

    カントリー・ミュージックはアメリカ南部で生まれた白人のポピュラー・ミュージック、カントリー&ウエスタンとも呼ばれる。そのルーツはイングランド地方からアメリカに移民してきた人々が持ち込んだケルト・ミュージック、ポルカ、ヨ―デルなどで、19世紀後半から20世紀前半にかけてアメリカ各地へと広まっていく。その呼称はいろいろ変化していく。ジミー・ロジャースやカーター・ファミリーが創始者と言われている。ビルボード誌でカントリー・チャートがスタートした1944年はまず“Folk Records”と記され、その後“Retail Folk Records”、そして49年6月から“Country & Western”(60年代に入ってからの同チャートは“Hot Country Chart”)。50年代からはカントリー&ウエスタン、カントリー・ミュージック、カントリー・ソングとして馴染み深くなり、ロックンロールのルーツともなった。推薦書:「カントリー音楽の歴史/三井徹」(音楽之友社)

  • ■ファンキー Funky

    ブラック・ミュージックの独特な“ノリ”を総称してこう呼ぶ。1950年代末から60年代初頭にかけて台頭したブルージーでゴスペル・タッチなジャズ・スタイルはファンキー・ジャズとして知られる。我が国では“ファンキー”というジャズ喫茶も存在した。R&Bにおいてはどちらかというとアップ・テンポでリズミックな作品に対してファンキー・サウンドと呼ぶことが多い。ファッション用語としても使用される。

  • ■ソウルフル

    感情、魂がこもっているとでも訳されるのかもしれないが、音楽、とりわけR&Bの世界ではより黒人らしさが出ている歌唱スタイル対して用いる。1960~70年代からR&B 関連のライナーノーツや雑誌原稿などで用いられた(僕もよく使わせていただいた)。R&Bのバラード、ソウル・バラード作品に対して記すケースが多い。

  • ■ヒルビリー

    アメリカ/アパラチア山脈南東部山岳地帯周辺の白人の間で20世紀前半からポピュラーとなった音楽スタイル、ギター、バンジョー、フィドル等を演奏しながら歌う。30年代後半なるとラジオの普及で歌手やグループがより注目されるようになり、マウンテン・ミュージック、ヒルビリーの旗手として脚光を浴びる、ジミー・ロジャース、カーター・ファミリー・・・。ヒルビリーは黒人音楽とも密接な関係にあったことでも知られる。50年代中期、エルヴィス・プレスリーらによってメンフィスを中心にひとつの流れを作ったロカビリーの一要素はヒルビリー。

  • ■タック・ピアノ

    本作でミック・ジャガーが語っているように「Wild Horses」レコーディングの際にジェームス・カーからリタ・クーリッジまで数々の名作のバックを務めたディキシー・フライアヤ―ズのジム・ディキンソンがタック・ピアノを弾いている。ピアノのハンマーフェルトに鋲を差し込んだり、コインを挟み込んで音をミュートさせかたい金属タッチでパーカッシヴなサウンドを生み出す。20世紀初頭、イギリスからアメリカに移民してきた人々が持ち込んだケルト・ミュージックや黒人音楽(ニューオーリンズ・サウンド、ラグタイムト)といった流れの中で主にアップライト・ピアノにこの加工がされ、しばしば使用された。その後、R&B、ロック、映画音楽などは幅広いジャンルに登場。クラシックではグレン・グールド。そして、ビーチ・ボーイズの「Good Vibrations」、ビートルズの「Rocky Raccoon」、クイーンの「Killer Queen」はじめジョン・メイオ―ル、フィフス・ディメンション、ゾンビーズ、ドアーズ、エマーソン・レイク&パーマー、バート・バカラック、フリートウッド・マック、チープ・トリック、エルヴィス・コステロ、ブルース・スプリングスティーン、デイヴ・マシューズ・バンド、そしてわが国ではハプニングス・フォー、ジョー山中・・・多くアーティストの作品にタック・ピアノが聴かれる。現代音楽では、グランド・ピアノの弦の間に消しゴム、ねじなどを挟み込むプリぺアド・ピアノ奏法があり、ジョン・ケージ「Prepared Piano Works」などで聴くことが出来る。

  • ■グルーヴ Groove

    音楽を楽しんでいて感じる”ノリ”のことを表現する用語。最初は、R&B やレゲエに対してのノリ、うねり、体感する素晴らしさのことを表していたが、段々とロック・フィールドにも浸透した。1960年代中期から後半にかけてポピュラーになった。その時代、新宿のディスコティック、福生や六本木のソウル・バーで若い黒人やロック好きの白人が楽曲やファッション、異性に対する感想としての“かっこいい”ということを”グル―ヴィー“という表現を使っていたのを思い出す。67年にはヤング・ラスカルズが「Groovin’」を大ヒットさせた。我が国では最近”グルーヴ感”とも表される。

  • ■コロムビア・レコード CBSレコード

    現在も多くのアーティストを抱える世界的メジャー・レーベル。1888年にノース・アメリカン・グラムフォンによって設立。1938年に(元々は子会社だった放送局)CBSの傘下となりコロムビア・レコードと変名。CBSは53年にエピック・レーベルをスタートさせ、レコード部門全体の組織としてCBSレコードを新たに作った。ベスト・セラー作品を次々に発表している。CBSレコードは80年代後半にソニーに売却された。

  • ■スライド・ギター

    ボトルネック・ギターともいわれるギター奏法。スライドバーを指に装着、もしくは持って演奏する。バーボン・ウィスキーのボトルネック(瓶の口)を使用して演奏したことから始まり、1900年頃にはアメリカ南部に広まり、ブルーズ、ハワイアン、カントリーでその奏法は用いられている。60年代以降ロック・フィールドにも浸透した。ブルース・シーンではロバート・ジョンソン、マディ・ウォーターズ、エルモア・ジェームス、ブラインド・ウィリー・マクテル、アール・フッカー、ハウンドドッグ・テイラー、そして白人ミュージシャンでもデュアン・オールマン、ジェシー・デイヴィス、ライ・クーダ―、ジョニー・ウィンター、ジョン・ハモンド、サニ―・ランドレス、デレク・トラックス・・・と、この奏法を得意とするギタリストは多い。推薦書:「ギターは日本の歌をどう変えたか~ギターのポピュラー音楽史/北中正和」(平凡社新書)

  • ■レゲエ

    独特なリズムをもつジャマイカの音楽。同国は1962 年に独立、その頃からミュージック・シーンは活発な動きをみせ、スカというビートが海外でもヒット、ミリ―・スモールの「マイ・ボ―イ・ロリップ」は我が国でもシングル・リリースされた。60年代中期から一時ロックスティディが流行したが、すぐに廃れそれに代わって台頭したのがレゲエ、68年頃からそのムーブメントは大きなうねりとなり70年代にはひとつのジャンルとして確立していく。我が国にREGGAE が上陸した70年代初頭、“レガエ”“レギー”と呼ばれていた。74年エリック・クラプトンの「I Shot The Sheriff」(ボブ・マーリー作品)はUS ポップ・チャート1 位を記録(EC は最近のアルバムでも好んでレゲエ・タッチのアレンジを楽しんでいる)。ストーンズもレゲエを積極的に取り入れ、キース・リチャ―ズは40年以上前からジャマイカに別邸をもっている。推薦書:「ベース・カルチャーレゲエ〜ジャマイカン・ミュージック/ロイド・ブラッドリー」(シンコーミュージック・エンタテインメント)

  • ■サザン・ソウル・ミュージック

    1960年後半、オーティス・レディングを軸としたスタックス/ヴォルト・レコードのアーティストがR&B シーンで大きく脚光を浴びた。彼らのソウルフルなR&B は南部で生まれているということもあってこう呼ばれるようになった。ジェームス・カー、O.V.ライト、Z.Z.ヒル・・・多くのシンガーたちによって南部のソウル・ミュージックは伝承されていった。そのスタイルは我が国でもよりマニアックなファンに愛好されている。推薦書:「スウィート・ソウル・ミュージックリズム・アンド・ブルースと南部も自由な夢/ピーター・ギュラルニック」(シンコーミュージック・エンタテインメント)

【Notes by Mike Koshitani】